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この展示を通して、世の中を知らない無垢で無知な感性と、世の中を知り過ぎてしまい臆病になる感性。
レンピッカはれっきとした女性であるが、セレヴ時代を過ぎて、いわゆる「去勢」を経験することになる。
「去勢」とは誰しも成長の過程で経験すること。自分は万能ではないことを受け入れ、「諦めを知る」ということ。この去勢が十分にされることで人は自分のこ とを唯一無二の固有の存在だと確認し、そこで初めて様々な欲望を持つことができるようになる。。。断念こそ真の解放に向かわせる。
最終的にメキシコ時代を経験し彼女は成長していくのである。。。
一方、現在の世の中は自らその諦めを知っているからこそ、レンピッカの「去勢」以前の作風に魅かれるのであろうか。それとも諦めを知りたくない、見たくない、成長した くないからこそなのでしょうか。。。